第109回CEOフォーラム 講師 -加藤 春一・大山 雅彰-
- amatsumoto97
- 7月11日
- 読了時間: 2分
更新日:11月12日
「第109回CEOフォーラム」では、一般社団法人縄文道研究所 代表理事 加藤 春一 様、株式会社Welfare JP 代表取締役 大山 雅彰様にご講演いただきました。
印象的だったのは、大山雅彰さんが「麻」という言葉に本当にこだわりと誇りを持って語っていたことです。会場の雰囲気もどこか和やかで、麻という素材が持っている歴史や、日本人の生活、文化との深い結びつきについて語るときは、ご本人の表情も自然と柔らかくなっていたような気がしました。

講演の中で「日本の伝統には必ず麻がある。和紙や衣服、神社のしめ縄も麻から生まれている」といった話をたくさんされていて、こちらも改めて麻の存在感の大きさに気づかされました。しかもその麻が、最近は環境問題や食糧、医療の分野でも注目されている、まさに“新しい可能性”を秘めていると熱く話されていた姿が忘れられません。
農業の担い手育成について、構造改革5ヶ年計画で2.5兆円の予算が確保されていることを説明しました。機械化が進んでも経営者は必要であり、若者の農業参入を支援する重要性を強調しました。また、産業用大麻(ヘンプ)の可能性についても議論され、海外では大麻関連産業が税収増に貢献している事例が紹介されました。

一番心に残ったのは、「まだまだイメージの誤解が根強いけれど、きっと麻はこれからの時代になくてはならない存在になる」という言葉。穏やかな語り口だけど、そこに確かな信念と未来への希望が詰まっていました。“ビジネス”というより、“文化を未来に繋ぐ挑戦”の場として麻の事業を考えている、そんな印象を強く受けた講演でした。



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